HC デイニアス・アドマイティス
HC
選手、コーチ陣、パフォーマンスチーム、スタッフ全員が本当に素晴らしい努力をしてくれたことを誇りに思っている
そして、アルバルクのファンの皆さんに感謝を伝えたい
今シーズンは、おそらく非常に難しいシーズンの一つでした。
3つの異なる大会に挑み、それぞれに目標がある中で戦ってきました。その中で、選手たちは本当によくこの状況を乗り越えてくれましたし、素晴らしい努力を続けてくれました。これは今日や昨日の試合だけの話ではなく、シーズンを通しての話です。 EASLではファイナル4に進出し、天皇杯も戦い、さまざまな困難がある中でプレーオフにも進出しました。結果としてはクォーターファイナルで終わってしまいましたが、選手、メディカルスタッフ、パフォーマンスチーム、コーチ陣、スタッフ、全員が本当に素晴らしい努力をしてくれました。心から感謝していますし、非常に誇りに思っています。
そして、アルバルクのファンの皆さんには、改めて感謝を伝えたいです。ファンの皆さんの存在は本当に重要で、特にTOYOTA ARENA TOKYOというホームアリーナがある今、できるだけ多くの試合、チャンピオンシップもここで戦いたいと強く思っていました。シーズンを通して、良い時も悪い時も、試合中にうまくいかない時間帯でも、常に自分たちを支え続けてくださり、本当に大きな力になっていました。このサポートは、コーチとしてもチームとしても本当に大きな意味がありました。これからも会場で大きな声援を送っていただき、そして何より健康に気をつけながら、これからもアルバルクを応援し続けてほしいと思います。本当にありがとうございました。
#0 ブランドン・デイヴィス
#0
大事なのはどれだけ気持ちを持ってプレーしているか、それをコート上で表現できているか
情熱やアグレッシブさを隠すことなく、前面に出してプレーし続けたい
(ーシーズンを振り返って) 本当に予想外の出来事も多く、アップダウンの激しいシーズンでした。特に自分自身にとっては、シーズン序盤のケガが少なからず影響してしまいました。でも、その苦しい状況をみんなで乗り越えて、勝つ方法を見つけながら、タフな時期もチームとして団結できていたと思います。そして、天皇杯優勝は自分たちにとって、本当に素晴らしい瞬間でした。プレーオフ進出に向けても最後まで戦い抜きましたし、もちろんもっと良い結果を残したかった気持ちはありますが、それでも、自分たちは多くのことを成し遂げられたと思っています。そして何よりも、どんな時もファンの皆さんが素晴らしいサポートをしてくれました。本当に勝っても負けても、ずっと支えてもらい、本当に感謝しています。
(ー日本での最初のシーズンについて)自分のこれまでのキャリアの大半はヨーロッパでプレーしてきたので、日本でのバスケットにはやっぱり適応が必要でした。Bリーグにはヨーロッパとは違う部分がたくさんあります。でも、ケガから復帰してシーズン終盤に入るにつれて、自分らしさを取り戻して、リズムもつかめるようになってきました。いろいろなことが見えてきた感覚があります。だからこそ、来シーズンはすごく楽しみです。もう“未知”ではなくなったので、最初から良い形で入っていけると思っています。
(ー厳しい試合でも、技術の高さだけでなく気持ちが伝わるプレーを見せてくれました)ハードにプレーするというのは、自分のアイデンティティの一部です。長くプレーしてきましたが、それでもバスケットボールという競技に対する愛情とリスペクトは変わりません。全力でプレーすることは、このスポーツへの敬意であり、自分自身やチームメイトへのリスペクトを示すことでもあると思っています。シュートが入る時もあれば外れる時もありますが、大事なのはどれだけ気持ちを持ってプレーしているか、それをコート上で表現できているかだと思っています。それが自分にとっても、そしてファンの皆さんにとっても最も大切なことだと感じています。だからこそ、自分の情熱やアグレッシブさを隠すことはありませんし、それを前面に出してプレーし続けたいと思っています。それこそが長くプレーし続けるためにも必要なことで、そして本当にこの競技を愛している証でもあると考えています。
#2 大倉颯太
#2
シーズンを通して見せていた“弱さ”が、そのままCSに出てしまった
皆さんの声援があったからこそ勝てた試合も、本当にたくさんあった
(ーシーズンを振り返って)ケガ人も多くて難しいシーズンでしたし、最後までチームとしての強さを出し切れませんでした。なかなか全員が揃わなかったことも大きかったですし、それぞれが自信を持てている時と、そうじゃない時があった中で、チームとして一つになるタイミングを作り切れなかったのかなと思っています。個人としても波があったシーズンでした。途中、離脱もありましたし、その後また良いパフォーマンスまで戻せた部分もありましたけど、自分の中では波が大きかったなという感覚があります。すごく良い時を、もっと長くキープできたらよかったなと思いますし、それができれば、また違ったシーズンになったのかなと思います。
(ーCSで勝ち切るチームとの差は)やっぱり、シーズンの集大成をCSに持ってこなければいけないというのは当たり前だと思っています。今年は、それができなかった。去年は、いろいろありながらも、チームとして強いタイミングをCSに持ってこられていた感覚がありました。でも今年は、勝てば「良かった」、負ければ「そうだよね」となってしまうような状態だったと思います。あれだけやられたということは、自分たちが弱かったということですし、「CSモードの選手が出てくる、出てこない」とか、そういう以前の問題だったと思います。チームとしてピークをCSに持ってこられなかった。シーズンを通して見せていた“弱さ”が、そのままCSに出てしまったのかなと思います。
(ーファンの皆さんへ)本当にファンの皆さんの存在に、すごく後押しされていたシーズンでした。新しいアリーナもできて、皆さんの声援があったからこそ勝てた試合も、本当にたくさんあったと思います。それは今シーズン、特に印象に残っていますし、だからこそ、その期待に応えられなかったことが悔しいですし、ふがいなさも感じています。
#3 テーブス海
#3
今まで経験したことのない苦しい時間だった
この経験を必ずポジティブな方向につなげていく
(ーシーズンを振り返って)本当にたくさんのことがあり、一番充実したシーズンと言っても過言ではないと思います。もちろん悔しい場面もたくさんありましたけど、新しいアリーナができて、そこを自分たちのホームコートにしていく中で、ファンの皆さんが毎試合素晴らしい雰囲気を作ってくれました。天皇杯優勝もありましたし、EASLでもたくさん良い経験ができました。アップダウンの激しいシーズンではありましたけど、トータルで見たら楽しかったですし、このメンバーでもっともっと長くバスケットがしたかったです。でも残念ながら最後に負けてしまって、ファンの皆さんには申し訳ない気持ちがあります。
(ー復帰して天皇杯を挟んで良いプレーを見せていた中での再負傷について)せっかくケガを乗り越えて、天皇杯で優勝して、自分自身も今までで一番いいバスケットができている感覚があった中で、そこでまた長期離脱になってしまったので、あの時は本当に悔しかったです。自分としては正しいことをやってきたという感覚があったからこそ、なおさら苦しかったですし、その後のリハビリ期間も、正直かなり大変でした。なかなか足首が元のようには動かない時間が長く続いて、初めて選手として「元の自分に戻れなかったらどうしよう」と感じることさえありました。そういう焦りもありましたし、それは今まで経験したことのない感覚でした。それでも、100%じゃなくても試合に出るのがプロだと思っていますし、それが仕事だと思っています。周りから「出ない方がいい」と言われても、出たい気持ちももちろんありますし、出るしかない。そして誰が何を言おうとも、100%じゃないとこのチームは勝てないと本気で信じていました。それは自分はもちろんですが、例えばオサもそうですし、ライアンもそう。みんなが100%の状態でなければ、このチームは勝てないと思っていたからこそ、自分も早く100%に戻したかった。でも、なかなかその中でメンタルのバランスを取るのはすごく難しかったですし、本当に今まで経験したことのないことで、苦しかったです。
(ー1度目の復帰をして最高のプレーをみせてくれていたので、再負傷後もテーブス海ならやってくれるという私たち含め周囲の期待もかなり大きくなっていました)プレッシャーをすごく感じるタイプではないんですけど、客観的に見て、悪いパフォーマンスは悪いパフォーマンスだと思っていますし、言われることも当然だと思っています。自分自身でも、良いパフォーマンスができていたとは思っていません。自覚はしていました。ただ、周りがかけるプレッシャーというより、自分が自分にかけるプレッシャーというか自分の中にもスタンダードがありますし、1試合悪くてもすぐ切り替えて次の日にはまた良いパフォーマンスが普段ならできるんですが、それが連続で、4試合、5試合と続くと、立ち直るスピードも落ちてくるというか、メンタル的にも自分の感覚を取り戻すのが難しくなっていきました。それも初めての経験でした。だからこそ、やっぱり体が100%であることが、良いパフォーマンスへの一番の近道なんだと感じました。だからこそ、このオフシーズンは、もう一度体づくりの部分から見直していきたいと思っています。悔しいシーズンではありましたけど、絶対にこの経験をポジティブな方向につなげたいと思っています。だからこそ、来シーズンはすごく楽しみです。
#5 中村浩陸
#5
チームのプレーを遂行することはもちろん大事だが
一人ひとりがチームの中心だという認識でやっていかないといけない
(ーシーズンを振り返って)ケガ人が多く、なかなかメンバーが揃わない中で、自分もケガが多かったのですが、残っていた選手たちは、誰がいないとかではなく言い訳せずにやっていました。最後はああいった形で終わってしまったことは残念な結果でした。個人としても、ケガが多かったシーズンだったので、なかなかチームに貢献することができずに悔しかった、その一言です。
(ー開幕のケガから復帰後、11月・12月と良いパフォーマンスをしてくれていて、そこでのケガも辛かったと思うが)そうですね。開幕戦でケガをして、1か月ほどで復帰できましたけど、その後また離脱してしまった。2回目のケガは長期離脱になることが、ケガした瞬間に分かりましたし、自分自身コンディションも良かった時期だったので、そこでの離脱はすごく悔しかったです。チームにも迷惑をかけてしまったと思います。
(ーCSを勝ち上がるために必要なこと)やろうという気持ちは、みんなすごく強かったと思います。ただ、その中でチームのプレーを遂行することはもちろん大事ですけど、最後は個の力というか、個人で打開できる、勢いを持ってこられる力も必要だと感じました。チームプレーの中でも、個人が流れを引き寄せるようなプレーをすることがすごく重要だと思いましたし、“誰かが頑張る”ではなく、一人ひとりがチームの中心だという認識でやっていかないといけないと思いました。
(ーファンへのメッセージ)本当にいい時も悪い時も、ホームでもアウェーでも、常にそばにいて応援してくださったことはすごくありがたいことでした。それは決して当たり前じゃないということを忘れず、今後もプレーしていかなければいけないと思っています。こういった素晴らしいアリーナで、アルバルカーズの皆さんと1年間戦えたことは、自分の中ですごく大きな経験になりましたし、本当にいい思い出になりました。今シーズン、本当にありがとうございました。
#9 安藤周人
#9
結果は伴わなかったが成長させてもらえたシーズン
この成長を、次はチームを良い方向へもっていくためにどう生かしていくのか
(ーシーズンを振り返って)結果は残念なものでしたが、全員が揃わないシーズンだった中でも、良い経験をできた良いシーズンだったとも思います。確かに結果は伴わなかったけど、それでも僕個人としては成長させてもらえたシーズンだったと思っています。この成長を、次はチームを良い方向へもっていくためにどう生かしていくのかが僕の目標になると感じています。本当にケガ人が多い中でも、まずCSに出られたというのは良かったと思いますし、CSに出られずに終わるのと、出て終わるのでは全然違うと思っています。EASLも含めて結果は伴わなかった部分もありましたけど、今までで一番試合数の多いシーズンの中で、一人ひとりがステップアップできたシーズンだったと思います。
そして、ここまで戦えたのも、皆さんの声援のおかげです。初めての海外での試合でも、わざわざ現地まで来て応援してくださった方もいましたし、現地に来られなくても、画面越しで応援してくださった方もたくさんいました。本当に感謝しています。できればもう一つタイトルを取りたかったですけど、それは叶わなかったので、まずはしっかり体を休めて、また皆さんの前でプレーできるように準備していきたいと思います。
(ー苦しい前半戦からチームを引っ張ってくれていた中、自身のケガもありました)正直、自分としてはあのケガは本当に痛かったですし、できれば天皇杯も出たかったです。チームとして日本一を経験できたことは良かったですが、自分自身としては正直そこまで喜べない日本一だったからこそ、やっぱりこのCSでリベンジしたかった気持ちが強かったです。なかなかうまくいかないのがスポーツだと思いますし、こういう経験をさせてもらえたことは、自分にとってもすごく大きかったと捉えています。
シーズン序盤はうまくいかないこともたくさんありましたが、天皇杯を10人もいない状況の中で、全員で勝ち取れたのは、本当に喜んでいいことだと思います。自分自身もケガをして外からチームを見ることで、今の自分に何が必要なのかを改めて考えさせられた3週間になりました。自分にとって、いろいろな経験をさせてもらったシーズンだったと思います。
#10 ザック・バランスキー
#10
プロである以上、求められた役割をやるのは当たり前
「ザックがいると安心できる」と思ってもらえていたなら何より
(ーシーズンを振り返って)本当に良い時も悪い時もいろいろあったシーズンでした。シーズン連敗で始まって、天皇杯優勝も経験できましたし、なんとかCSもいけました。その中で唯一、全試合出場できたのは、支えてくれている人たちのおかげだと思っているし、特にメディカルスタッフやスタッフみんなのおかげです。ほぼ毎日ケアや治療をしてもらっていましたし、トレーニングもやりましたし、本当に支えてもらいました。そして、ファンの皆さんのサポートや応援があったからこそ、頑張ることができました。本当にアルバルカーズの皆さんのサポートは、例年以上に強く感じて、いろんなアウェーでも今まで以上に来てもらって感謝しかないです。
そして、本当に感謝したい人はいっぱいいる中で、一番は奥さんと娘に感謝しています。やっぱり良い時も悪い時も、ずっと笑顔で支えてくれて。もちろん1歳だから何も知らずにだけど、何があっても娘は笑顔で「ダダー」って言って、負けて疲れたとしても公園行って大喜びの顔を見たら癒されるので、家族に感謝しています。
(ーケガ人も多く、いろんなポジションや役割を任されましたが)プロである以上、求められた役割をやるのは当たり前だと思っていますし、家族やファンの皆さんがちゃんと見てくれているのも分かっています。見ている人たちが「ザックがいると安心できる」と思ってもらえていたならなによりです。
(ーEASLの経験について)EASLも、チームにとってすごく良い経験だったと思います。自分自身、バスケットをしていなければ行かなかったような国にも行けましたし、好きなバスケがいろんな場所に連れていってくれたのは、楽しい良い思い出でした。あと、1個だけ皆さんにちゃんと伝えたいんですけど、リーグのSNSで僕が炊飯器を持っている写真がありましたが、あれは後輩たちのために持たされただけです(笑)僕はどこに行っても、その土地のご飯を食べます(笑)
(ーファンへのメッセージ)本当に、年々応援の力が大きくなっていると感じてるし、今年は海外遠征もありましたが、アウェーでもどこでも来てくれて感謝しかないです。みんな、最高!
#11 セバスチャン・サイズ
#11
自分のプレーで何かを感じてもらいたい、楽しんでもらいたい
だからこそ、毎日ただひたすらにベストを尽くしてきたし、それが自分の目標だった
(ーシーズンを振り返って)非常に負荷の大きい、タフなシーズンでしたが、総合的に見れば成功したシーズンだったと思います。リーグでは自分たちができる限りの順位で終えることができましたし、天皇杯では優勝することができました。その点については本当に誇りに思っています。選手全員がどのようにプレーし、どのようにパフォーマンスを発揮し、そしてどれだけすべてを出し切って戦ったか。その姿に対してとても誇りを感じています。
(ーハードにプレーし、ファンに姿を見せ続けたことについて)それは自分の仕事だと思っています。常にベストを尽くしたいですし、自分自身もベストでありたいと思っています。自分に何ができるのかをすべての人に見せたいですし、会場に来てくれるファンの皆さんに対して、毎回のプレーで何かを感じてもらいたい、楽しんでもらいたいと思っています。だからこそ、毎日ただひたすらにベストを尽くしてきました。それが自分の唯一の目標でした。
(ーアルバルクというチームについて)本当に素晴らしいチームでした。自分のキャリアの中で5年間ここでプレーしてきましたが、アルバルク東京はこれまで所属してきた中で最も大きなクラブです。この時間を共に過ごしてきたことは本当に特別で、信じられない経験でした。5シーズンという長い時間の中で、多くの試合を戦い、多くの成果を積み重ねてきました。個人としてもチームとしても、多くの目標を達成することができました。自分のプロバスケットボールキャリアの大きな一部を、このクラブで過ごせたことをとても誇りに思っています。
(ーファンへのメッセージ)すべてのファンの皆さんに、心から「ありがとう」と伝えたいです。皆さんからいただいたサポートは本当に素晴らしいものでした。今シーズンは試合数も多く、とてもハードな一年でしたし、日本だけでなく海外でも試合を行いましたが、どこに行っても応援に来てくれる方々がいました。そのことには本当に感謝しています。皆さんの応援こそが、自分たちがプレーし続ける理由であり、努力を続ける原動力です。だからこそ、自分たちは皆さんのために勝ちたいですし、最高の瞬間を届けたい、試合を楽しんでもらいたいと思っています。個人的にも、多くの愛情を感じてきました。試合会場で自分のユニフォームやフラッグを掲げてくれる人たち、自分の名前を呼んでくれる人たちの姿を見るたびに、本当に特別なものを感じていました。選手として、自分を応援してくれる人たちがいるということは、何よりも美しく、かけがえのないことです。そうした人たちの存在があるからこそ、常にベストを尽くそうと思えます。アルバルク東京を応援してくださるすべての皆さんへ、改めて心から感謝を伝えます。本当にありがとうございました。
#13 菊地祥平
#13
CSはこれ以上ないくらいの悔しい敗戦、今が一番下で上がるだけ
「やれることは全部やる」というメンタリティで来季向かっていってほしい
(ー今シーズンを振り返って)個人的には、この19年やってきた中でも経験したことがないようなことをたくさん経験したシーズンでした。特に、ケガ人が多く出たからこそ、僕を含めて各選手が常に考えなければいけない状況だったので、チームとしても、各個人としても成長できる要因が多かった1年だったと感じています。
(ー順風満帆な時には考えないようなこともあった?)そうですね。この選手がいないなら、自分がその選手の“100”のうち“20”を補わなければいけないとか、全員が「勝ちたい」という思いは変わらない中で、それに対してどうアプローチするか、何をやらなければいけないかを常に考えていました。行動もそうですけど、思考やメンタル面でも成長できたシーズンだったと思います。
(ー印象に残っている出来事は?)今年で言えば、やっぱり天皇杯の4試合ですね。あの4試合は、全員が「自分は何をやらなければいけないのか」を考えて、それを100%じゃなくて全員が120%で表現できていたと思います。誰か1人でも80%だったりしていたら絶対に優勝はできなかった。試合に出ている、出ていないは関係なく、ベンチに入っている、入っていないも関係なく、全員が純粋に「チームのために」という思いで動けていた。それがあの4試合だったのかなと思います。だからこそ、最後のカイ(テーブス)のシュートだったり、その前の福ちゃん(福澤)のルーズボールだったり、三遠戦でのオサ(小酒部)のラストプレーだったり、全部につながっていると思うんです。もし誰か1人でもできていなかったら、あの1つのスリーがなかったかもしれないし、あのシュートが外れていたかもしれない。本当に全部がつながって、ああいう結果になったんだと思います。あの時の考え方や、チームとしてあの体現の仕方を、シーズン終盤でもう一度全員で共有しながら、さらにプラスアルファでチームをどう構築していくかを考えてCSに臨めていたら、たぶんもっと違う結果になっていたのかなと思います。全員が揃っていない時は、「もうやるしかない」とメンタル的にも振り切れていました。全員がそろった時でも、その窮地にいる時と同じように臨むことができるのか。それは本当に難しいんですけど。
(ーCSで勝てるチームとの差は?)やっぱりメンタル一つで変わってくる部分なのかなと思います。技術的には絶対に勝てるチームでしたし、それができる環境もありました。長崎さんの強度も、僕はメンタル一つであそこまで持っていけるものだと思っています。レギュラーシーズンとCSの違いって、いかに相手の良さを消せるかだと思うんです。実際、自分たちの良さを完全に消された試合だったと思います。それは、ただプレーするだけじゃなくて、しっかり考えながら体現していかなければいけないことですし、その考え方だったり、それをどう表現していくかがすごく大事。1人でできないなら誰かが助けなきゃいけないし、2人で無理なら3人、4人、5人と、それがチームになっていく。自分たちの良さをあれだけ消されたのであれば、それ以上に相手の良さを消さなければいけなかったと思います。もちろん、相手もそれを消されないようにうまくプレーしていた。それは相手のうまさでもありました。ただ、そこをチームに伝え切れなかったのは、自分の力不足でもありますし、そこも含めて、まだまだ成長できる部分だと思っています。
(ーこの悔しいCS敗退を経験した選手たちへ)僕の中では、これ以上ないくらい悔しいレベルの敗戦だと思っています。長崎までわざわざ来てくれて、僕たちの後ろであれだけ声を出して応援してくれた人たちの前で、ああいう試合をしてしまった。40点差なんて、なかなかないですし、「どうやったらそこまでやられるんだ」っていうくらいの敗戦でした。でも、逆に言えば、それ以上の恥をかくことはないと思うんです。だから、もうここから上がっていくしかない。何も恐れることはないし、今が一番下なんだから、あとは上がるだけです。だからこそ、卑下するわけではなくて、来シーズンは良い意味で「何でもやる」「やれることは全部やる」くらいのメンタリティで向かっていけばいいと思っています。メンバーがどうなるかは分からないですけど、このクラブには優勝できる力がありますし、それだけの支えもある。可能性があるので、技術うんぬんというより、頭のスイッチひとつ、メンタルひとつで変われるチームだと思っています。もちろん、それが一番難しいんですけど、やってくれると信じています。
(ーファンの皆さんへ)ホームだけでなくアウェーでもあれだけ応援していただけるのは、本当に幸せなことですし、自分たちももっとそのありがたみを感じながらプレーしなければいけないと思っています。皆さんの後押しに助けられて勝てた試合もたくさんありました。だからこそ、最後にこういう結果になってしまったことは本当に申し訳ないです。でも、気持ちを離さずにいてほしいですし、「来シーズンは俺たちが勝たせてやる」くらいの気持ちで、また応援していただけたら、力貸していただけたら、本当にうれしいです。今シーズンも、本当にありがとうございました。
#17 マーカス・フォスター
#17
今シーズン自分たちが成し遂げてきたことは
間違いなくファンの皆さんの支えがあってこそ実現できたもの
(ーシーズンを振り返って)良い時もあれば悪い時もあり、悔しい敗戦もあれば素晴らしい勝利もあり、さらにケガ人の問題も含めて、本当にさまざまな出来事があったシーズンだったと思います。そうした浮き沈みの激しい状況の中でも、最終的にはチームとして良い位置にたどり着くことができたのは良かったと感じています。ただ、自分にとっては日本でプレーする初めてのシーズンでもあったので、その意味でも非常に多くの挑戦があり、簡単なシーズンでは決してありませんでした。
(ー日本で初めてプレーする上で感じた難しさについて)一番に感じたのは、リーグ全体のフィジカルの強さです。本当にフィジカルなリーグだと思いますし、実際にプレーしてみて、想像していた以上に能力の高い選手が多いと感じました。ですので、そのレベルに対応するために、自分自身のプレースタイルや考え方を調整していく必要がありました。また、自分はこのチームに新しく加わった立場だったので、長い時間をかけて一緒にプレーしてきたチームメイトたちの中に入っていくこと自体も簡単ではありませんでした。彼らはすでにお互いの特徴やプレーを理解し合っている関係性があったので、その中で自分がどのようにフィットしていくのか、自分の役割をどう見つけていくのかを模索する時間が必要でした。
(ーアルバルクというチームについて)アルバルクは本当に素晴らしいチームだと思います。コートの上でも外でも、非常にレベルの高い選手たちに囲まれてプレーできたことは、自分にとって大きな財産になりましたし、その一員としてチームに貢献できたことをとても嬉しく思っています。アルバルクには特別な選手が揃っています。外国籍選手だけでなく、日本人選手たちも非常に質が高く、それぞれがチームにとって重要な役割を担っています。そのようなチームの一員としてシーズンを戦えたことを誇りに思っています。
(ーファンへのメッセージ)まず、自分と自分の家族を温かく迎え入れてくれたことに、心から感謝しています。本当に素晴らしい一年を過ごすことができました。そして、今シーズン自分たちが成し遂げてきたことは、間違いなくファンの皆さんの支えがあってこそ実現できたものだと思っています。どんな時でも、良い時も悪い時も関係なく、常にチームを応援し続けてくれたことに、改めて感謝の気持ちを伝えたいです。皆さんの存在は、自分たちにとって大きな力であり、励みになっていました。本当にありがとうございました。
#21 平岩玄
#21
口だけで「チームのために」とは簡単に言える
いかなる状況でも、それぞれ自分を消して役割に徹することができるか
(ー今シーズンを振り返って)もちろん良い時もあって、天皇杯優勝とかその前後の12月1月の連勝とか、最後の4月の勝利とかEASLとか。でもやっぱりみんな最後しか覚えていないと思うし、CSに負けてしまったというのが記憶に残ると思うので、ここ数年の結果をみても良くなかったなと思います。
(ーCS上位チームとの違いは?)口だけで「チームのために」とか簡単に言えると思うんですけど、それをコート上で表現するのは一番難しい。もちろん相手がいるスポーツだから全ては思い通りにはいかないし、いろんな部分でそれができなくなる状況っていうのはあると思います。選手それぞれにはコートの上だけでなく、いろんなところで役割があって、強いチームはいかなる状況になっても自分を消して、役割に徹することができている。それはアルバルクには足りないことだと思います。
(ー個人としてはどんなシーズンだったか)ケガ人が増えた影響でローテーションに入ることも増えてプレータイムも伸びて、それはすなわち勝利に直接関わるウェイトが少しずつ大きくなって、自分がもっと良いプレーができれば連敗していた時期も、もしかしたら防げた部分はあったのかなと思います。もちろん出場した試合の中でも、ワンプレー、ワンプレーが勝負につながるということをすごく実感していました。そこでのミスは、自分の中でも重くのしかかっています。ただ同時に、これまでは“つなぐ”役割が多かった中で、自分からチャレンジして、やれる部分も見えてきたシーズンでもありました。
(ー苦しい結果でもそういった良い部分もあったシーズンであったか)振り返れば、良いと言えるかもしれません。ただ、その瞬間、その試合では、1つのミスや失敗を次良くなるためにずっと重く思い続けていましたし、実際、そのミスが原因で試合に出れなくなったり、その試合冒頭のミスでその後ローテーションに入れなかったこともざらにありましたし、決してハッピーなことではないです。
(ーファンの皆さんへ)これまでずっと応援してくれている人や今年から応援してくれた人など、いろんな人がいると思うんですけど、結果としてこうなってしまったっていうのはまず申し訳なく思っています。今シーズンは苦しい時間も多かったと思いますし、応援してくださる皆さんにも、いろんな感情があったシーズンだったと思います。それでも、天皇杯優勝や、連敗からの連勝など、皆さんと一緒に喜びを分かち合えた瞬間もたくさんありました。海外遠征でもアルバルクの応援が聞こえてきて、本当に心強かったですし、すごくありがたかったです。ホームでもアウェーでも、どんな時も支えていただき、本当にありがとうございました。
#22 ライアン・ロシター
#22
劣勢のときにも、ファンの皆さんが後押ししてくれて、それが勝利につながった
本当にすべてのサポートに感謝している
(ーシーズンを振り返って) タフなシーズンでした。シーズン序盤からケガ人が多く、その後もずっとケガが続きました。でも、みんながハードに戦っていたと思いますし、言い訳は一切しませんでした。その中でも、多くのことを成し遂げられたシーズンだったと思います。天皇杯優勝は本当に素晴らしかったです。もちろん、プレーオフは自分たちが望んでいた結果にはならなかったし、良いプレーもできませんでした。でも、どの試合でも全力で戦えていたと思いますし、コンディションが整っている選手は全員がハードにプレーしていました。少しケガを抱えていたとしても、コートに立って持てるものをすべて出していたと思います。
(ーシーズン中、自身も2度のケガもあったが)さっきも言ったように、誰かがケガをした時は、みんなでその穴を埋めようとしていました。より大きな役割を担って、プレータイムも増やしていました。ケガをするのは本当につらいです。できる限りチームを助けたいと思うし、自分なりに試合を見ながら、流れや見えていることを伝えようとしていました。だから、プレーできていない時はセバ(サイズ)やカイ(テーブス)に、自分が見えていることを話すようにしていました。でも、やっぱりケガはつらいし、楽しいものではありません。
(ー小酒部選手やテーブス選手のリーダーとしての期待について) オサ(小酒部)とカイ(テーブス)には、もっと日常的に声を出していってほしいと思っています。もちろん、自分らしくいることが一番大事で、無理にキャラクターを変える必要はありません。オサは比較的静かなタイプで、カイは感情を表に出すタイプです。でも、オサのリーダーシップは、ディフェンスで示す姿勢や、どれだけハードワークして準備しているかという部分に表れていると思います。そういう役割の中でさらに成長できると思うし、試合中も、自分ほどハードにやれていない選手がいた時には、もう少し声を出してもいいと思っています。そしてカイは、ロッカールームでチームをまとめる部分ではすごく良い仕事をしていると思います。ただ、日々の練習や普段の部分でも、もっと声を出して、周りにも、自分自身にも、より高い基準を求めていってほしいと思っています。
(ーファンへのメッセージ) いつも本当にありがとうございます。特に今シーズンはTOYOTA ARENA TOKYOに移って最初のシーズンでしたが、ファンの皆さんが本当に素晴らしいホームコートを作ってくれたと思っています。毎試合会場に来て、応援してくれて、自分たちにとって本当に“ホーム”だと感じさせてくれました。そして、代々木での天皇杯でもそうでした。特に群馬戦や三遠戦で劣勢だった時、ファンの皆さんが後押ししてくれて、それが勝利につながったと思っています。本当にすべてのサポートに感謝しています。いつも会場に来て、応援してくれてありがとうございます。自分たちはこれからもハードワークを続けますし、リーグ優勝を皆さんに届けたいと思っています。それが来シーズンも変わらない目標です。ありがとうございました。
#25 福澤晃平
#25
CSでの終わり方は、もう一度やり直したいと思うくらい後悔もある
天皇杯を優勝できたことは、自分にとっても前年の借りを返すことができた
(ーシーズンを振り返って)ケガ人がたくさん出たシーズンでしたが、途中加入してくれた選手も含め、本当にいろんな人たちに支えられて1年間戦うことができました。今シーズンからTOYOTA ARENA TOKYOができて、アルバルク東京の新しいホームアリーナができたシーズンでもありました。代々木とはまた違った雰囲気の中で、毎試合同じ場所で、1万人近くの方の前でプレーできたことは、バスケ選手として当たり前のことではないですし、本当に恵まれた環境でプレーさせてもらえたと思っています。アルバルク東京に関わるすべての方に感謝しています。本当にありがとうございました。
そして今シーズンは試合数も多く、EASLではファイナル4まで進み、天皇杯優勝も経験して、CSにも進出できました。ただ、シーズンの終わり方は本当に残念というか後悔しかなくて、皆さんに申し訳ない気持ちです。できることなら、もう一度やり直したいと思うくらい後悔もありますし、本当に申し訳なく思っています。そんな中でも、ケガ人が多い状況で天皇杯を優勝できたことは、自分にとっても去年の借りを返すことができたので良かったなと思います。
(ー今シーズンで一番印象に残っていることは)やっぱり天皇杯優勝の瞬間ですね。自分自身、日本一になったのが初めてだったので、本当にうれしかったです。キャリアの中で高校も大学も経験はなく、B2時代も準優勝で終わっていましたし、そういう意味では初めて“日本一”という経験ができました。個人的には、去年の悔しい経験があって、その時の自分の実力不足をしっかり受け止めて、この1年間努力して準備してきたもの、その積み重ねが最後に優勝という形につながったことは、本当に良かったなと思っています。
(ーファンの皆さんへ)しんどいことのほうが多かったシーズンだったと思いますが、皆さんの応援がなければ、選手もチームもここまで戦うことはできなかったと思います。本当に皆さんのおかげで戦えた1年でした。1年間、本当にありがとうございました。
#60 チェイス・フィーラー
#60
落ち込んだりネガティブになったりしても、誰の助けにもならない
勝つために、自分にできることは何でもやる。それが自分のスタイル
(ーシーズンを振り返って)本当にいろんなことがあった、不思議なシーズンだったと思います。最初は別のチームでスタートして、しかもケガを抱えた状態でした。そこから復帰して少しプレーして、シーズン途中でこのチームに移籍して、またケガをしてしまった。本当に難しいシーズンでした。浮き沈みもたくさんありました。でも、良いこともたくさんあったし、すごく楽しかったですし、とても印象的なシーズンだったと思います。
(ーあなたのチームプレーヤーとしての意識はとてもすばらしく私たちの力になりました) 自分はずっと、チームプレーヤーであることを誇りに思ってきました。勝つために、自分にできることは何でもやる。それが自分のスタイルです。自分にとって一番大事なのは“勝つこと”です。スタッツや見え方を気にするタイプではありません。チームが勝てばそれでいい。スポーツの本質ってそこだと思っています。だから、自分がチーム全体のために何ができるか、そしてチームメイト一人ひとりをどう助けられるかを常に考えながらプレーしています。チームスポーツなので、自分が落ち込んだりネガティブになったりしても、誰の助けにもならない。もちろん、自分自身のためにもならないです。だから、できるだけ前向きで、楽しみながら、周りのみんなを少しでも盛り上げられるように意識していました。それも、自分なりのチームへの貢献の仕方だと思っています。ポジティブなキャラクターや雰囲気は、チームにとってプラスになると思うので。そういう形で少しでもチームの助けになれていたら嬉しいです。
(ー自身も悔しい思いがあるだろう中でも最後までチームのために戦ってくれました)でも、それができたのは、チームに本当に良い仲間がたくさんいたからでもあります。みんなとすごく良い関係を築けていましたし、本当に楽しかったです。だから、このチームでは楽しめることもたくさんあったし、自分自身も、周りの選手たちも楽しませる方法を自然と見つけることができました。
(ーファンへのメッセージ)たくさんのサポートをいただき本当にありがとうございました。シーズン途中で加入した自分を受け入れてくれて、良い時も悪い時もずっと支えてくれました。これまで自分が所属してきたクラブにも素晴らしいファンがいましたが、アルバルクファンも本当に素晴らしい存在でした。みんな本当にポジティブで、受け入れてくれて、温かかったです。家族も試合会場に来ることをいつも楽しんでいましたし、とてもリスペクトを持って接してもらえました。本当にすべてのサポートに感謝しています。自分たちが前向きに、モチベーション高く、エネルギーを持って戦えるように支えてもらえました。皆さんは本当に素晴らしかったです。そして、これからのキャリアでも、引き続き応援してもらえたら嬉しいです。
#75 小酒部泰暉
#75
悔しい結果だったが、PGとしてプレーする時間の中で新たな自分を見つけることができた
自信にもつながったし、今後のキャリアにもつながるシーズンになった
(ーシーズンを振り返って)チームとしては悔しい結果になりましたが、自分自身としては、いろんなことを経験できたシーズンだったと思っています。ケガ人が続いたことで、ポイントガードとしてプレーする時間もありましたし、その中で新たな自分を見つけることができたというか、ポイントガードとしてゲームをコントロールする力も、試合を重ねるごとに少しずつ身につけることができたと思っています。自信にもつながりましたし、今後のキャリアにもつながるシーズンになったと思うので、そこは良かったと感じています。
(ー印象に残っている出来事)EASLですね。バスケットで海外に行くことはなかなかないので、不安もありながら楽しむことができましたし、日本とは違った雰囲気の中でバスケットができたことは、とても良い経験になりました。普段対戦できない外国籍選手と戦う中で、独特のリズムやプレースタイルにどう対応していくかなど、新たな発見や収穫もたくさんありました。
(ーファンの皆さんへのメッセージ)皆さんの応援の力は、年々大きくなっていると感じています。会場の一体感もどんどん強くなっていますし、勝っている時だけでなく、苦しい時にも皆さんの声援が自分たちの耳に届いていて、本当に背中を押してもらいました。ホームでもアウェーでも、常に支えていただき感謝しています。初めてTOYOTA ARENA TOKYOで戦えたシーズンは本当に楽しかったですし、あのホームの一体感は忘れられません。本当にありがとうございました。